【19.11.08.】『明仁天皇物語』感想
【ここから感想です】
ダイジェストな流れですが、要所を的確に描いている作品でした。
という表現だと、なんだか上目線になってしまいましたが、ひとりの人生を描くのに1冊分では足りないという意味なだけで、今上上皇が常に一貫していらした思いが、文章を読むのが苦手な人にも伝わるお話になっていました。
私は平成になったとき初めて皇室に関心を持つようになり、関連書籍を少しずつ読み始めたのですが、それらから最も強く「忘れてはいけないことだな」「国民ひとりひとりが時々でいいから思い出して、継承していかないといけないことだな」と感じたことが、この1冊に詰め込まれていると感じました。