本と映画と日常と

自分が読んだ本、鑑賞した映画と日常の徒然を書き留める備忘録ブログです。感想記事にはネタバレもありますので、各自の判断と責任のもと閲覧くださいませ。

【17.07.05.】『パーレーツ・オブ・カリビアン-最後の海賊』鑑賞

 

あらすじ:
孤高の海賊ジャック・スパロウの過去を知る最恐の敵、“海の死神"サラザールが解き放たれた時、海賊全滅へのカウントダウンは始まった。
ジャックがサラザールの復讐から逃れる方法はただひとつ。
<最後の海賊>のみが見つけ出せる伝説の秘宝<ポセイドンの槍>を手に入れること。
かつてジャックと冒険を共にしたウィル、その息子ヘンリー、女性天文学者カリーナ、宿敵バルボッサなど、様々な運命が交差する中、最後に宝を手に入れるのは誰か?
そして、ジャックVS海の死神の決戦の行方は?
すべての謎が明かされる<最後の冒険>が、ついに幕を開ける!
amazon内容紹介より)

ネタバレ感想なので、またスクリーンで鑑賞できたので予告感想でワンクッション置きましょう、ということで。笑

【観たい5作品・公開順】

トランスフォーマー-最後の騎士王…2017年夏公開
スパロウ船長もサブタイが「最後の~」だし、ブームなのか?(違
初っ端の作品で主人公(でしたっけ? サム)がアホ過ぎて内容はよく覚えていないのですが、とにかくトランスフォームがすごい! というだけで観たい作品。
技術の向上の早さよ……とにかくカッコよかった。
パンフ見たら今夏公開としか書いてないんですが、もう夏…;

ワンダーウーマン…2017.08.25.公開
とにかく主演のガル・ガドットの眼力にやられる予告でした!///
アクションも見ごたえありそうですし、何よりもやっぱり映像美が堪らない…。

■三度目の殺人…2017.09.09.公開
是枝監督&役所さん&福山くんと来たら観ずにはいられないだろうから、おそらく劇場へ観に行くと思います。
まず、内容が円盤待ちできそうにないものなので。
オチはだいたい想像ついたと今のところ思っていますが、そこへ辿り着くまでの過程をどう描くかで「やっぱな」で終わってしまうのか、「そこからのこのオチなのか!」になるのか、という部分を観たい、と思います。
今は原作ありきの作品が多い気がするんですが、そんな中、是枝監督の作品はオリジナルの脚本という貴重な作品を作られる方の一人だと思っています。
人間模様の泥臭さや、それでいて別の角度から見れば純粋という、矛盾しているようで一人の人間に内包されていることに納得してしまう人間の描き方をされる監督・脚本家さんなので、大好きです。

アウトレイジ-最終章…2017.10.07.公開
これも「最終~」みたいなサブタイか!
北野作品は劇場へ観に行く勇気がちょっとだけ必要な…。^^;
私がスクリーンで観ると後ろの席の方に迷惑を掛けそうなので(驚いてばかりいてすぐ肩が上がったり頭が動いたりしてしまうw)、円盤になるかもしれませんが、北野監督の描く人間は、恐怖や人の弱さなどの醜さを剥き出しに描いていて、それ故にいろいろ考えさせられることがある作品が多い気がします。
ただの暴力作品として観るか、そこから人の心理や在りようを模索しようとするかで印象が変わる作品、というか。
表現が任侠モノだから好き、というミーハーな意味でも観たかったり。笑

マイティ・ソー-バトルロイヤル…2017.11.03.公開
これも映像とアクションに圧巻されて「観たい!」と思わせる予告映像でした!
マーベル作品多いなあ…。
スパイダーマンもまた新作が公開されるみたいですし)

原作を全く知らないので、予告冒頭で登場するこの不遜な笑みの女性が気になって気になって…っ。
(強い女性大好物。笑)
彼女が“史上最強の敵”なんだろうと思うんですが、この映像はスクリーンで観たいな、と。

あ…前置きがものすごく長い…。

【ここからネタバレ感想です】

 


実は何作かシリーズ見逃しているのです…。
なので、途中経過が解っていないところもあるのですが、POCは基本的にストーリーよりキャラ立ちと大立ち回り映像重視の作品かなー、と思って観ているので、まあいいか、と。(いいのか?;

ジョニー・デップ好きという軽い気持ちだけでPOC1作品目を観て、スパロウ船長の傍若無人ダメ人間っぷりに
「いいなあ、こういうふうに自分勝手にやりたい放題やって人に尻拭いしてもらって、それを申し訳ないと思わないで生きていられるのって生きてて楽しいだろうなー」
という意味で好きになりました。
好きというか、羨ましい?笑

バルボッサの対極にある人だよな、と思いました。
カリブの海賊を思わせる単純かつ明快な海賊映画という印象でしたが、ウィルの登場から恋愛親子愛etc、内容にも重点が置かれていくようになってきているという気が。
そんな流れの中でいくつか飛ばしてしまっているんですが、通じて感じていたのは、
・バルボッサって厳しいけど理想の上司だよなー
・スパロウ船長の下にだけは付きたくないな、傍で観ている分には楽しい
・努力のバルボッサ&天性の人たらしスパロウ船長って感じだよなー
・なのにこの2人ってなんだかんだ言ってお互いを認め合ってるよね!!?
といった辺りで、この2人の関係性も好きな部分の一つでした。

私の中での好き加減が拮抗していたバルボッサvsスパロウ船長でしたが、今回で大きくバルボッサに傾きましたね……。
【ネタバレなので一応白文字にしておきます】
まさかまさかの“ヒロインのお父さん”!!!!
あのラストは……涙腺緩みました……いや、絶対に次の作品でまた帰ってくると信じてますが!
スパロウ船長だって帰って来ましたしね!
【ネタバレの白抜き文字・ここまで】
今回のテーマは『親子愛』だったんでしょうか?(読み取り能力ゼロ)
ヘンリーくんも冒険のきっかけはウィルパパですし、ヒロインのカリーナもお父さん探しみたいなもの。
あ、とにかくウィルパパのカッコよさに拍車が掛かっていて、チョイ出にも関わらず「ヤダー若いころよりイケメン度と貫禄が増してる!!」と全力でキャラ萌えしてまいりました、眼福…。

話逸れた…。

自分さえよければいい、という感じのスパロウ船長が、なんだか今回は人間味あふれているというか、最後にヘンリーくんの腰から剣を抜き(多分、私が見落としているだけで本人の剣かもしれませんが)、バルボッサに向かって投げ落とすシーンは、なんという言葉で表現していいのか分からない感覚になりました…。
一番邪魔な目の上のたんこぶ、ライバル、何かあればすぐ盾にするわ船は奪い合いわ、犬猿の仲に違いないでしょと思わせておいていざという時は一番の理解者という…まあ、スパロウ船長のことなので打算も働いた可能性は微レ存ですが、穏やかで慈しみに満ちたバルボッサの表情を見たら泣きそうになりました…っ。

些末な「んー…;」という部分。
世界規模で草食系男子が流行っているんですかね?
ウィルパパは若かりしとき、それなりに恋人守っていた印象がある=凡人なりに勇猛果敢という印象があるのですが、息子・ヘンリーくんの姫キャラっぷりよ……。
ラスボスにさらわれたのはヒロインではなくヘンリーくんのほうで、ヒロインであるはずのカリーナが救助に向かうという…今どき…。
あと、公開開始からさほど経ってないせいか、チーズ系のスナック菓子をボリボリしながら、というお客さまが多くて、チーズの匂いがダメなワタクシ、臭いで吐き気に何度か襲われ、ちょっと集中が途切れる部分もあったので、見落とし見間違いが多かった気がします。
これ円盤で再鑑賞コースだな、と…。

内容と全然関係のない話。
スパロウ船長の若造時代回想シーンがあったのですが、ビックリするくらい『ギルバート・グレイプ』のころのJ・デップの再現で、メイクの技術力すごい!すごい!!と、上記作品で初めてデップを見たときのどきどきを再体験してしまいました……ドキドキ……///
まだ呪いを受ける前の、まともな人間だったころのラスボス氏(そろそろちゃんと「サラザール」って呼んであげよう?)を不遜な表情で一瞥していく若人・スパロウ船長(当時はただの乗組員)、めちゃくちゃカッコいいです…。///
プログラムにそのシーン載っているかなあ、と今チラっと見たら、若人時代のスパロウ船長は載っていたけれど、あの流し目シーンではなかったので少し残念…というか、プログラム厚ッ!(歓喜
上映開始時間ぎりぎりに入場したので、プログラム未読、今もまだ未読の状態で感想書いているのですが、予備知識ゼロで観たので、いろいろ解釈の間違っているところあると思います。
今ちらっと見ただけでも「シリーズ通して家族の物語」みたいな見出しの解説があったので、やはりまずは劇場へご自身の目で確かめに行ってみることが一番のオススメかもしれないです。