本と映画と日常と

自分が読んだ本、鑑賞した映画と日常の徒然を書き留める備忘録ブログです。感想記事にはネタバレもありますので、各自の判断と責任のもと閲覧くださいませ。

【12.02.13.】『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』鑑賞

 

あらすじ:
“生命の泉”を目指して繰り広げられる、ジャック・スパロウの新たな冒険!
 史上最恐の海賊・黒ひげが、永遠の生命をもたらすと言われる“生命の泉”を狙って動きだした時、ジャック・スパロウの前に、かつて愛した女海賊アンジェリカが現れ、呪われた航海へと誘う。
 時同じくして、ジャックの相棒ギブスの前に現れたのは、英国王に“生命の泉”を探す忠誠を誓い、海軍将校となった元海賊のバルボッサ。
 果たして、泉への鍵を握る“人魚の涙”を手に入れ、“生命の泉”へたどり着けるのは誰なのか―。
amazon.co.jpより)






【ここから感想です】

 
 スパロウ船長、というか、ジョニー・デップは「ギルバート・グレイプ」のときから好きなので、シリーズ通して観たいな、と。

 バルボッサの白い巻き毛の似合わなさっぷりにお腹抱えて笑いました。笑
 あと、スパロウ船長のパパが出て来たのが意外でビックリしました。
 なんの違和感もなく、「ああ、ジョーンズ船長の奴隷から解放されて海賊に戻ったのね」と思ったんですが、次の瞬間「あれ?; それはウィルのパパだ; ぇ、唐突に船長パパ?」と、寧ろそれが気になってしまい……前作で見落としていた伏線とかがあったんだろうか、と(汗

 船長は相変わらず下品で奇天烈でストレンジなお人でほくほくニヤニヤ目の保養をさせていただきました。
 普段ダメダメぐだぐだでいい加減なおっさんが、いざというとき超華麗! とかだともう悩殺されますね!

 日本での興行収入が今ひとつだったとか、不評だったとか聞いた気がしますけど(まあ震災の影響が大きかったこともあるのでしょうが;)、そんな前情報で過剰な期待をせずに見始めた分、視聴し終えたときは、大満足でした。

 何より、人魚が美しい!!!!!
 東洋西洋問わず見とれてしまう美しさだと思います!
 といういうか、宣教師のヘタレっぷりが…笑
 ものすごく頑張っているんだけど、嫁のほうが強いという。笑
 振られそうだと神への信仰へ戻ろうかと悩み、振られたわけじゃないんだ! と解ったら、途端煩悩の世界へ逆戻りとか、どれだけうすっぺらな信仰心なんだ、と突っ込み入ってしまいました。笑笑

 黒ひげ船長のアレは、なんですか? 超常現象なのですか?
 それともあの剣の力なんですか?
 当人の力じゃない、それも魔術的なソレってのが、海賊じゃないじゃん、と少し残念な設定だったように思いました(主観
 アンジェリカさんの娘バカっぷりも、少々興醒めしたというか。
 非道パパなんだから、いい加減目をさませ! みたいな歯がゆさを感じてしまいました。
 人魚はヘーキで痛めつけるくせに、父のことはそこまで庇うか、と、どうも人物像にブレを感じてしまいました。

 私は相変わらずギブスくんと船長の主従というより戦友ちっくな関係が好きな模様です。
 阿吽の呼吸でラストのラスト、ちゃっかりしっかりお目当てのお宝頂戴しているところで「ふははははー!」という爽快感を味わえました。^^
 スパロウ船長はやっぱりブラック・パール号ですよねっ。
 黒真珠のイメージです、船長…澄んでいるようでどこか濁りもあって、でもキレイ、みたいな。

 内容はあってないようなものだけれど、彼の一挙手一投足が面白い、という意味ではお勧め作品ではないかと思います。
(デップ愛激しいので主観が多分に入っている気もするゆえ、弱め推し;)